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世界史を題材にした多くの映画が,毎年公開されます。
映画は,私たちを歴史の現場に,まるでタイムマシーンのように連れて行ってくれます。
教科書を横に置いて,ひたすら単語を書いて覚える以外に,世界史の勉強方法はないものかと,私は,20年以上前に「世界史受験生のための映画ハンドブック」という本を企画したことがあります。
でも,出版社の編集者には「受験生に映画を見ている暇なんかありませんよ」と言われました。
そうでしょうか。
受験生は一日,起きている間,ずっと勉強しているのでしょうか。
そんなことはありませんよね。
一週間に2時間,1本の映画を見るくらい,何の問題もありません。
むしろ,気分転換になります。
ただ,時間があっても気持ちの余裕がなくて見る気になれないかもしれません。
私の予備校では,世界史の全範囲を1年間で24回に分けて授業します。
一週間に映画を1本見れば,52本見ることができます。
すると,1回のテーマについて2本見ても,さらに4本あります。
相当な範囲を網羅できることがおわかりでしょう。
ただし,映画の途中で用語を書いて覚えたりしてはダメです。
普通に映画を楽しみましょう。
見終わったあとは,見て終わりではなく,知識をちょっと整理するといいと思います。
それでは,次回から,過去に私が「21世紀のデカメロン」というブログで書いてきたものも再構成しながら,書いていこうと思います。
私の参考書です。CDの声は女性のナレーターです。
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